株式取引や積立NISAを開始するにあたり、証券口座が必要になります。
当ブログでは、楽天証券とSBI証券を推奨しています。
今回は楽天証券のメリットと開設方法を紹介します。
楽天証券のメリット
楽天証券は言うまでもなく、かの有名な楽天グループが運営する証券会社です。
概要は以下のとおり。
楽天証券株式会社(らくてんしょうけん、英:Rakuten Securities, Inc.)は、インターネット専業の証券会社及び商品取引員。旧「DLJディレクトSFG証券」(三井住友銀行系)。口座数は80万、預り資産は1兆円を超え、インターネット専業証券大手5社の1社である。海外ETFも取り扱っている。
出典:Wikipedia
インターネット証券大手TOP5である楽天証券ですが、どんな強みがあるのか説明します。
楽天経済圏の一翼
やはり最も大きいのはこれでしょう。楽天経済圏の一翼を担っている証券会社であるということです。
ご存知のとおり、楽天はグループサービスを連携させることで様々な特典が得られるようになっています。
例えば、楽天証券周りでは、楽天銀行と連携することで銀行の金利が5倍(0.10%)になったり、ハッピープログラムに参加すれば株や投資信託の購入でも楽天ポイントを貯めることができるようになります。
さらに、楽天カードで決済すればポイントはさらにアップ(カード利用100円=1P)。
加えて、貯めた楽天ポイントで投資することも可能です。
と、このように楽天連鎖が発生します。
楽天を普段から使用していないとそこまでのメリットにはならないかもしれませんが、これを機に楽天経済圏に突入するのも大いにアリだと思います。
著者は気付けば楽天経済圏ど真ん中ですが、便利です。
不自由はありません。
業界最安基準の手数料
手数料が安いのも魅力です。これも重要ですね。
どんなに良い取引をしても、手数料で引かれる額が大きいと残念ですから。
まずは国内株取引をみてみましょう。
出典:楽天証券 https://www.rakuten-sec.co.jp/web/commission/
業界最安のSBI証券と並んでいます。
次に、米国株取引はどうでしょうか。
約定代金に応じて手数料がかかります。
1回の取引につき、約定代金の0.45%(税込0.486%)がかかります(最低手数料5米ドル(税込5.4米ドル)、手数料上限20米ドル(税込21.6米ドル))。
※1取引あたりの取引手数料(税抜)。()内は税込金額
出典:楽天証券 https://www.rakuten-sec.co.jp/web/commission/
こちらもSBI証券と並んで最低水準ですね。
2019年7月22日より、米国株取引の手数料が最低0米ドルとなりました。詳細は以下のとおり。
出典:楽天証券 https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20190710-01.html
マネックス証券の最低手数料引き下げを皮切りに、各社値下げで最終的にネット証券御三家は最低手数料0米ドルとなりました。
(取引手数料、最大手数料は従来と同じ)
手数料の安さはおわかりいただけたかと思いますが、これに加え、手数料にもポイントバック(通常1%)があります。
楽天経済圏、素敵ですね。
積立NISA商品が充実
積立NISAは証券会社によってはあまり商品を選べませんが、楽天証券は充実しています。
「あれを買いたいのに無い!」ということは殆どないでしょう。
なお、著者としては、eMAXIS Slimシリーズさえあれば事足りてしまうと考えています。
積立NISAのメリットやおすすめ銘柄については以下記事を参照ください。
取引ツール/アプリが秀逸
最後に、取引ツールとアプリが秀逸であることが挙げられます。
楽天証券の取引ツール「MarketSpeed」は操作性等が優れており、プロの投資家も好んで使うほど。
通常有料ではありますが、楽天銀行と連携させたり、資産を30万円以上預ける等、簡単な条件で無料になります。
また、スマホアプリ「iSpeed」も優秀です。
操作性良好、動作軽快、わかりやすいインターフェースと3拍子揃っています。
楽天系やSBI系はスマホアプリが優秀な印象ですね。
楽天証券の開設はネットで完結
開設方法
さて、楽天証券の魅力は十分に伝わりましたか?
それでは、開設していきましょう。
まず、楽天証券のページにアクセスし、TOPページ右側の口座開設をクリックします。
口座開設には2つのフローがありますが、「オンラインでの口座開設」が圧倒的に楽で早くておすすめです。
必要事項を入力するとともに、身分証(免許証等)をアップロードするだけです。
一週間もせずに、初期設定情報が郵送されてきますので、それに従いマイナンバーを登録すれば完了です。
マイナンバーについては、楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」からアップロードするのが楽ですね。
併せて楽天銀行口座も作ると便利
楽天証券の口座を開設する際、併せて楽天銀行の口座も開設することができます。
証券と同様にオンライン手続きで申請できます。
後述しますが、楽天証券と楽天銀行を連携させると、通常預金でも金利0.1%となるため、楽天銀行も作っておくと良いでしょう。
ちなみに、通常預金で金利0.1%は破格で、メガバンクの定期預金の10倍だったりします。
ネットバンクでも定期預金は良くて0.2~0.3%ですので、凄まじいですね。
さらに、定期預金は自由に引き出せないことに起因するデメリットが多々ありますが、通常預金ならこのデメリットがありません。
大量の現金を銀行口座に置くのはナンセンスですが、銀行預金0はありえないと思いますので、少しでも高い金利の口座に預けましょう。
楽天証券開設後にやるべきこと
晴れて楽天証券開設が完了したら、以下の設定をおすすめします。
マネーブリッジの設定
まず必須なのがマネーブリッジの設定です。
楽天銀行の口座開設がまだの方は、先に楽天銀行を開設しましょう。
マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券の口座を連携させ、株式や投信を購入する際のお金の移動を自動で行ってくれるというものです。
便利なサービスですが、さらにお得な特典があります。
素晴らしいですね。破格の通常預金に加え、証券取引でポイントまでついちゃいます。
詳しくは以下を参照ください。
楽天銀行マネーブリッジ解説:https://www.rakuten-bank.co.jp/assets/intermediation/moneybridge/
積立時の決済方法
こちらは証券口座開設直後ではなく、積立NISAの銘柄設定等をする際のお話になってきます。
先に述べたとおり、楽天証券では、積立投信や積立NISAにおいて楽天カード決済が可能です。
これが意味することは、購入額の1%ポイントバックが適用されるということです。
これは大きいです。
例えば、積立NISA枠フル購入だと、毎月33,333円ですので、333ポイント貰えます。
また、楽天証券では、先に述べたとおりポイントで投資可能です。
そして、毎月500ポイント以上投資することで、通常ショッピングにおける楽天ポイントの還元倍率も+1倍となります。
毎月500ポイントをカード支払いのみで貯めるには5万円の買い物が必要ですが、本設定を行うことで、積立NISA分+αで済んでしまいます。
電気料金等を楽天カード決済にしておけば、簡単に500ポイント貯まりますね。
これで、日々のショッピングもお得になります。
楽天カードは必須アイテム
楽天カードを持っていない方は、これを機に作成することをおすすめします。
年会費も永年無料ですので、損することはありません。
連携は考えずとも、そもそものポイント還元率が1%と高いのでメインカードに最適です。
証券取引でポイント還元を最大化する方法(非推奨)
詳細は述べませんが、口座振替+1日15銘柄を100円ずつ積立で毎月900ポイント程度入手する方法があります。
しかしながら、この手法は銘柄分散により積立NISAの効力がフルに発揮できないこと(色々面倒ですし)及びいつまでもこの手法が成立するかわからないため、おすすめしません。
SBI証券と楽天証券はどっちがおすすめ?
さて、当ブログでは、楽天証券のほか、SBI証券もおすすめしています。
どちらもおすすめなのですが、楽天経済圏にいる、あるいは興味がある方には楽天証券を推します。
理由はここまで説明したとおりです。
ただし、SBIは住信SBIネット銀行の24時間ネット振り込み可能サービスや定期自動入出金等、優れた点も多々ありますので、住信SBIネット銀行+SBI証券も持っておくと役立つ日が来ると思います。
お金がかかるわけではないので、楽天・SBIのセットを両方持っておき、自分のスタイルにあわせてメインを決めると良いでしょう。
まとめ
以上、楽天証券口座の作り方とおすすめする理由でした。
楽天銀行・楽天証券・楽天カードを連携させれば、あなたも立派な楽天経済圏の住人ですね。
楽天経済圏については、また今後詳しくお話します。
楽天証券での株式購入方法は以下の記事を参照ください。
https://www.spin-orbit.com/archives/buy_stocks.html
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