本記事は、「【第二種電気工事士筆記試験】10日間過去問題集のみで独学合格体験記(前編)」の続きです。
過去問題集を中心の勉強方法により、10日間で第二種電気工事士筆記試験に合格する手法を体験談と共にご紹介します。
私はこの方法で、試験本番の自己採点結果は94点でした!(追記:無事合格しました)
結果的には、6日間、計20時間の時点で合格には十分でした。
電工二種試験攻略法まとめ:
本勉強手法のおさらい
勉強に利用するのは上の過去問題集です。
なお、必要に応じてネット検索による情報収集も行います。
WEBサイトは、以下がおすすめです。過去問題集のまとめ部よりもずっと情報が充実してます。
(過去問題集だけでも余裕で合格点超えるんで、WEBサイトは使わなくてもオッケーです。)
やることは以下。
- 初日は、上の過去問題集の『これだけは覚える!』のうち、一般問題編と鑑別編を読む。ただただ読み込む!
- 二日目は、過去問題集『これだけは覚える』の回路図記事編以降を読み進め、過去問一回分を回答とにらめっこしながら読み込む。重要なのは「解かない」ということ!時間がもったいないのでね。
- 三日目以降は、過去問題集『これだけは覚える』のうち約40%分が出題される鑑別編と回路図記事編を覚えるつもりで読む。その後、前日分の過去問を復習し、新しい過去問一回分を解く。
- 五日目あたりから余裕が出て来たら、過去問題集『これだけは覚える』のうち一般問題部も読むようにする。これにより飛躍的に点数が上昇します!
- 上記を9日目まで続けて、10日目は暗記部高速確認を行い試験に臨む。なお、弱点部の補強を適宜行う。
これだけです。勉強時間は一日三時間程度で、合計30時間くらいでしょうか。
注意事項としては、過去問をやる際は間違った問題に×印、合ってたけど不安があったor覚えるべきことが覚えられていなかった問題に△印をつけること。
復習時には、基本的に×と△のみを復習していきます。
やらなくていいことを選別してやるべきことに集中するのが、最短時間で最大の成果を上げるためのテクニックです。
前編のあらすじ
初日:3時間、過去問解かず
二日目:5時間、過去問一回分解かずにながめる
三日目:4時間、過去問56点
四日目:3時間、過去問72点
五日目:2時間、過去問60点
ここまでの合計時間は17時間、5日目にして合格点付近を推移。
第二種電気工事士筆記試験:勉強記録後編
【第二種電気工事士】筆記試験勉強:六日目
前日の反省を踏まえ、配線図問題の複線図の書き方を学ぶ。
過去問題集のまとめ部の記載ではわかりにくかったため、例によってウェブサイトの解説を読んだところ大変分かりやすい!
なるほどね~っと目からうろこがポロポロ。
その後、過去問題集まとめ部の複線図の箇所学ぶ。理解が捗り自信が芽生える!ここまで所要時間1時間程度。
次に、前日分の過去問復習を始めるも、連日の疲れがたたり寝落ちしてしまう。。
ここで終わってしまうはずだったが、なんと0時過ぎに地震警報のアラームが鳴りたたき起こされる。
普段は煩くて嫌いだけど、今回ばかりは感謝の念を覚える。
地震警報アラームは夢のアプリ、マジ感謝!
ということで勉強再開。過去問復習は順調。
最後に、新規過去問を一回分解く。結果は38問正解!76%の得点率!!
せっかく勉強した複線図が間違っており、結果3問以上が捨て問化してしまっているのが課題。
近日中に複線図問題を何とか対応し、得点源に変えようと思う。
あとは、電気工事士の法関連を総ざらいするぐらいかなぁ。もう、いつ受けても受かるレベルに到達しました。
本日合計勉強時間は約3時間。
合計20時間で合格点を軽く超えられることがわかりました。
【第二種電気工事士】筆記試験勉強:七日目
今日は結構頑張った。
まず、いつも通り覚えるべきことを淡々と覚える。
最近では過去問題集のまとめでは物足りなくなったため、例のウェブページの鑑別部と回路図記号部のまとめ記事を読む。
所要時間は約一時間。
続いて、ひたすら過去問の復習に入る。
過去問5回分のうち、間違ったもの(×印)、合ってたけど怪しいもの(△印)を解きなおす。
殆ど解ける、解けるぞぉ!!
所要時間は約2時間。
さいごに本日分の過去問をやろうと思うが、疲労困憊でやる気がでない。
少し横になって意志力(ウィルパワー)を復活させてから挑む。
むむ、、難しいぞこの回は、解けるけど。。
結果は38問正解、76点!
合格ラインを余裕で超えてきたぁ!!
本日の合計勉強時間は4時間程度。
合格点が60点の試験勉強としては完成。
7日目終了時の合計時間は24時間。合格までの一つの目安となりますかね。
【第二種電気工事士】筆記試験勉強:八日目
本日は、鑑別と回路図記号のまとめ部を読むのをやめた。
なぜなら、大体覚えたから。
あとは前日に一通り確認しとけばオッケー!
限られた時間の中で最高効率をたたき出すには、今やるべきことを常に考えて柔軟に対応する必要がある。
まとめ部の暗記問題についてはほぼ覚えているため、やったところで効果は薄い。
となると、やるべきは失点源である複線図問題の攻略です!
ちょっと調べてみたところ、筆記通過後に行われる技能試験は複線図を書けないと何もできないっぽいので、今のうちにやっておくことにした。
電工二種の技能試験は、予め決められた13個の単線図のうち、試験会場で指定された一個の単線図を再現するよう電気工事を行う。
すでに13個の単線図は公開されており、ネットで調べればその複線図も出てくるので、この13個の複線図を書く練習をひたすら行う。
あまのじゃくなためか、なぜか13番目の単線図から勉強を始める。こういうとき、ホントに自分がよくわからなくなる。
そして、5番目の単線図まできて力尽きる。
約1時間の所要時間で、大抵の複線図は書けるようになった気がする。
その後、本日分の過去問に取り組む。
複線図問題では1問だけ間違えたが、はれて捨て問はなくなった。
その結果、42問正解で、正答率は84%!!
ついに、最終目標である80%を突破した。。
もはや勉強のモチベーションはほぼ皆無となる。
が、明日さえがんばれば、明後日の試験を受けておしまいだ。
10日間勉強する予定で始めた本企画だが、7日間でもよかったかも。。
そっちの方がインパクトでかいしね。(おすすめはしません)
本日の総勉強時間は2時間程度。
【第二種電気工事士】筆記試験勉強:九日目
ついに試験前日となりました。
本日は休日。がっつり勉強しよう!と思っていたが、てんでやる気がでない。
結局勉強を始めたのは17時から。
ミスドでおかわり自由なカフェオレを頂きながら勉強を行う。
ミスドで勉強したのは5年ぶりぐらいだけど、相変わらず素晴らしいサービスで大満足。
冷房ガンガン効いてて寒いのも昔と変わらず(^^;)
やったことは、過去問題集の「これだけは覚える」を総復習!
普段は鑑別部と回路図記号しかやってなかったが、一般問題部もやる。
ここで思ったことはただ一つ。
「一般問題部も定期的に見直しておけばよかった…」
一般問題部は初日以来の復習であり、初日は意味も分からず読んでいたが、今なら意味も分かるしまとめっぷりのすばらしさにただただ唖然とする。
5日目あたりで一度、一般問題部も目を通しておくべきだったか。
これから本手法を試す人は、一般問題部も定期的に復習することをおすすめします。
40ページほど見直して約1.5時間。
ミスドさん、ごちそうさまでした!またいつか来ます!!
家に帰り、前日分の過去問をさらっと復習し、本日分の過去問を解く。
結果は90点!!総復習効果か、もはや勝ったも同然。
アルコールをインしてここまで頑張った自分を褒める。
本日の勉強時間、3時間程度。
ここまでの合計時間は約30時間!過去問点数は90点付近!!
おそらく最速レベルだろうけど、一つの指標としてご活用ください。
【第二種電気工事士】筆記試験勉強:十日目(試験当日)
少し緊張しているのか、朝早めに起きてしまう。
布団でしばし惰眠を貪っていると、無性に湯船につかりたくなる。
リラックス効果を求めてるのだろうか?
数カ月ぶりに風呂掃除をしてバスタブにお湯をはるw
試験当日は復習のラストスパートを行うべきだがてんでやる気が出ない。
試験前に掃除したり普段しないことをしてしまうのってアルアルですよね?
湯船に浸かると非常に心地良い。
お風呂ってこんなに気持ちよかったっけ?
ぬるま湯に45分ほどつかってしまった。。
湯船から出て、ようやく暗記部の最終復習を始める。
約20分ぐらいか、最後まで行かなかったけど時間が来たため出発する。
会場まで徒歩十分の好条件だったので、集合リミットの15分前に家を出たらギリギリの到着だった。
合理主義者っぷりを遺憾なく発揮。
しかし、着席後に残りの暗記部を高速確認しようと思っていたが、すぐに試験アナウンスが始まり強制終了。
合理主義者、敗れたり。。
あれよあれよという間に試験が始まる。
慎重に問題を解いていき、30問解き終わった時点で少なめにみても22問は正解しているとのお見積もり。
合格を確信する。
惰性で残り20問を解き、かる〜く見直してたら一時間経過による退出可能のアナウンス。
見直し途中だったけど早く帰りたかったので、切り上げて退出。
多分受かったっしょ、75〜80点ぐらいかなという手応え。
解答速報とかあるのかなーっと思って調べてみると、当日12時に速報出すというサイトを発見。
試験開始が10時、途中退室開始が11時、解答速報が12時って、どんなスケジュールやねん!!
この文章を書きながら、時が来てサイが投げられるのを待つ。
12時になる。アクセスする。繋がらない。
ここまでは想定どおり。みんなすぐにでも解答速報見たいもんね。
しかし、10分経っても20分経っても繋がらない。
30分してようやく繋がる。。
電気工事士資格の人気っぷりを伺わせる事象ですね。
急いで自己採点したところ、なんと最初の30問まで全問正解!!
残り20問の回路問題では、ケアレスミス含めて3問不正解。
自己採点結果は94点!!自己最高新記録!!!
自分の有能っぷりに暫し酔う。
(調子乗ってごめんなさい。頑張ったご褒美ということでご容赦を!)
第二種電気工事士の筆記試験は、過去問題集中心の本勉強手法を用いれば、10日間、総勉強時間30時間で十分であることが証明できました。
めでたしめでたし。
まとめ
電工二種筆記試験の難易度の感触としては、中学校の中間テストの五科目分ぐらい?
勉強得意な方は一週間20時間、得意では無い方でも二週間40時間かけて本手法をちゃんとやれば、きっと受かるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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