ご無沙汰しております。理系の錬金術師ことニューロンズです。みなさま、日々お変わりなく爆上がり株高の恩恵を享受されておりますでしょうか?
私は御多聞にもれず米国株と仮想通貨の爆上がりの波に乗っており、遂に総資産額が念願の準富裕層となる5000万円に到達しました。35歳での出来事となります。
アッパーマス(3000万)に到達したのが去年のクリスマスなので、約300日で2000万円ほど増えた結果となります。
今回の記事では、準富裕層に到達するまでの軌跡と、到達した感想や生活・思考の変化について記載したいと思います。
準富裕層までの軌跡
私のシミュレーションでは、アッパーマスに到達するのが35歳で、準富裕層は40歳という予定でした。実際は34歳でアッパーマス、35歳で準富裕層到達ということで、時期に恵まれたことにより資産規模がここ一年で5年分ほど加速増殖したことになります。
特にコロナショック時の大金投入により資産を大きく増やせました。SPXLが20ドルの頃、妻の1万ドルをぶっこもうとしてすんでのとこで辞めたことには後悔の念が払拭出来ませんが、まあ人のお金でしたしそこまでに妻の資産を同意のもと500万円以上インデックス投信に無限ナンピンしてましたし、躊躇うのも仕方ありません。もし次があれば躊躇なくぶっこむ所存ですが。
あとは、仮想通貨が大きいですね。少なくとも100年に一度のイノベーションだと思ってますが、ビットコインの真の価値(≠価格)を理解する人が未だに少ないので、気長に見守ろうと思います。理解するには100時間単位のリサーチが必要ですし、忙しい社会人には簡単ではないですから次世代に期待ですね。ビットコインスタンダードを読む人が増えれば日本の状況も変わってくるんじゃないですかね。
投資市場へのこれまでの総入金額は2500〜3000万円ぐらいだと思います。含み益が1500〜2000万円ぐらいあり、あと現金が500万円弱あるという雰囲気です。
本格的に市場に入金し始めたのは5年ちょっと前からですから、昨今の株高を鑑みるに投資家としてはごく平凡なリターンです。入金力が強めなのは、倹約家でかつ公務員レベルの給料を得ている妻の貯蓄力のおかげです。というのも、ここ5年間は私も公務員水準の年収しかないからです。
ここで、これまでの資産形成の軌跡について、ざっくりと振り返ってみたいと思います。
25歳で社会人になった際の保有資産は私も妻もマイナスでした。特に妻の奨学金負担は大きく、大学院まで行ったこともあり二人合わせて1000万円程の奨学金という名の借金を背負ってました(現在もそこそこ残債有り)。
これまで得た相続は私の祖父からの生前贈与200万円のみとなります。つまり、トータルでは0からどころかマイナスからの社会人スタートでした。
私も妻も今年で社会人10年目であり、二人合わせて20年弱の労働期間となります。とはいえ妻はそのうち3年間を産休・育休期間が占めますから、正味の総労働期間は二人合わせて17年程度です。
世帯年収は800万ぐらいからスタートして3年目で1000万円を超えましたが、そこそこ高給取りではあったものの私の労働環境がキングオブ地獄オブ地獄だったこともあり、給料を下げて転職したりその後も順調にランクダウンを続けたり、妻の育休期間もありで、世帯年収はその後も伸びず、平均して年1000万円程度だと思われます。
これを手取りに直すと、年間約750万円ですので、これまでの総手取り額は7500万円程度でしょうか。出費に関しては、最初の3年は散財期だったり、独身期間も加味すると年間平均400万円程度ですかね。(ここ5年は300万円ぐらいです。奨学金返済年40-50万円が辛い…)
そう考えると、総手取り額が7500万円で、出費が4000万円となり、貯蓄額は3500万円となります。ちょっと多いけど結婚資金も考えると大体こんなもんですかかね。
固定費削減以外は正直大した節約もしてないですし、世帯年収も目を見張るほど高いわけでもないですし、投資リターンも投資家としては平凡です。
少し非凡なことと言えば、資産形成に関する各項目に対してのアベレージがコンスタントにそこそこ高いことと、買ったら売らないガチホ握力とリスク許容度がアホみたいに高いことぐらいでしょうか。
35歳で準富裕層に到達した感想
次に、準富裕層に到達した感想です。第一感としては、これでいつでも辞めたい時に仕事を辞めれるなという安堵感があります。
正直、4人家族で5000万円はアーリーリタイアとしては心許ないですが、セミリタイアとしては成立し得ます。ウーバーイーツでもやれば余裕で生きていけます。
なお、現在は有難いことに細々とではありますが仕事でやりたい研究が出来ていることと、海外勤務の予定もあることから少なくともあと数年は仕事を辞める気はありませんが、何かあったらいつでも辞められるというのは、精神衛生上大きなメリットがあります。
生活上の変化としては、細かいことですが最近は食品や調味料を買う際に値段よりも健康への影響を重視するようになりました。
逆に言うと、変化はそれぐらいですね。買おうと思えば高級車やブランド品をいくらでも買えますが、買う価値があるとは思えないので買うことはありません。見栄なんてとっくの昔にかなぐり捨ててますし、強がりでも何でもなく欲しい商品など初めから無いのです。
このことは、準富裕層突入以前からの価値観や消費行動と変わりありません。価値があると判断すれば数十万単位の出費は余裕で許容できますが、買う価値があるものが身の回りに無いので買うことがありません。
しかし、家族の思い出となるような体験にはケチらずにお金を投入していこうとは思ってます。
10円や100円をケチケチするフェーズは終わったと思いますが、引き続き無駄な消費は控えてお金を有効活用できるよう努める所存です。外の世界でやりたいことや、やるべきことが終わるであろう数年後に幾ら貯まっているかが今後の焦点です。8000万円までいけば安全域という認識であり、相場が大きく崩れたりしなければあと数年で到達できると想定してます。
上述の通りそこそこやりたいように好きな研究をやれていることもあり、精神的には既にセミリタイアの境地におります。これからの人生はお金の悩みから解放されたマネーフリーランサーです。
明日にでも資本主義社会の崩壊を伴う未曾有の大暴落が起きるかもしれませんが、その時は資本主義崩壊対策(兼インフレ対策)として蓄えたビットコイン片手に生き延びます。
まとめ
準富裕層に至るまでの軌跡と、その感想や考えの変化について取り留めもなく書いてみました。
この記事を読んで、この程度の世帯年収と労働期間でこのレベルの資産形成が可能なのかと驚かれた人もいると思います。現に、私の周りで私と同等以上の世帯収入を得ている人はそこそこ沢山いますが、同世代で私以上に資産形成が進んでる人は私の周りでは皆無だと思われます。半分ですら稀有でしょう。
世帯年収が私と同等かそれ以上ある方は、ご自身が資産家予備軍であるということに気づければ、後はやるべきことをやるだけで短期間で資産家への道を歩めます。
逆に、自分にはそこまでの収入は無いため再現は無理だと感じた方もいると思います。しかし、たとえ世帯年収がそこまで多くなくても節制倹約をしながら余剰資金を投資に回せばお金の心配事から解放されるのは時間の問題です。
私はたまたまタイミングよく投資できただけですが、私より前に投資を初めてた多くの方は私以上にタイミングが良かったわけで、現在の投資家の大多数がそれに当てはまるわけで、チャンスであった昨年のコロナショックは多くの方が経験しているわけで、私だけが運が良かったわけではないわけで、機会は平等です。それを活かせるかどうかは自分次第です。
資産形成を通じて、意志あるところに道は開けるという言葉を身をもって学べました。あと数年は働く予定なので、今後株価大暴落が来ようともきっと大丈夫でしょう。
これからも自分の選んだ道を信じて自由に生きていく所存です。
May the “FIRE” be with you and me.
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