したがい、今後は本記事の内容のうち、「パートナーと相互購入する」ことは規約違反となりますので、後日変更・削除いたします。
楽天ROOMをご存知でしょうか?
普段楽天で買い物をされる方はもちろん、特にパートナーのいる方におすすめできるサービスです。
具体的には、パートナーと同一の生計と考えた場合、購入する際はポイントが+2倍になることに加え、その購入額の2~14%がポイント還元されます(2020/3/1以降は2~11%)。
本記事では、楽天ROOMの概要と使い方、注意点を紹介します。
なお、正しくは楽天ROOMではなく、「ROOM」のようですが、楽天経済圏の一翼であることがわかりやすいよう、本記事では「楽天ROOM」と呼ぶこととします。
楽天ROOMの概要とメリット・デメリット
概要
楽天市場の商品を互いに紹介しあうSNSです。
フォローやリツイートのようなシステムもあり、商品紹介に特化したTwitterのようなイメージでしょうか。
楽天IDがあればダウンロードしてすぐに連携しはじめることができ、お手軽です。
メリット
メリットは紹介時と購入時の双方にあります。
紹介時は、本アプリで商品を紹介し、購入されると成果報酬として、その2%~8%(商品毎に異なる)に加え、ランクに応じたボーナスを加算した楽天スーパーポイントを得られます。
ランクはS~Eランクまであり、Bランク以上になるとボーナスポイントが加算されるようになります。
現在は最大+6%のボーナスポイントがもらえますが、2020年3月1日以降は、
- Sランク:+3%
- Aランク:+2%
- Bランク:+1%
となります。少し渋くなってしまいましたが、それでも十分なメリットですね。
購入時は、シンプルに楽天ポイントが2倍になります。使わない理由はありませんね。
デメリット
デメリットとしては、場合によっては確定申告が必要となることと、楽天市場に売っているものがベースですので、品揃えという意味で探し損になることがあるくらいでしょうか。
確定申告については後述しますが、結論は「税務署に確認すべき」としています。
これが面倒だと思う方は、本アプリは使用しない、あるいは購入のみとすることを推奨します。
パートナーと相互購入するのがおすすめ
さて、便利な楽天ROOMですが、アフィリエイトとして使うにはなかなか成果が出ないかもしれません。
すぐに成果が出せるのはTwitterやインスタグラムのインフルエンサーくらいでしょう。
著者が楽天ROOMをおすすめする理由は、アフィリエイトで稼ぐというよりも、冒頭で紹介したとおり、多くのポイントバックを狙えるところにあります。
これを最大限に活かすために、パートナーと、あるいは家族ぐるみで連携するのがベストです。
相互購入でポイント獲得を加速
先述のとおり、楽天ROOMには紹介側と購入側にそれぞれメリットがあります。
したがって、単純な話ですが、欲しい商品がある場合、パートナーに紹介してもらえば自分はポイント+2倍で購入でき、パートナーには成果報酬が入ります。逆もまた然りです。
ボーナスポイントについては、1商品あたり、月間のポイント獲得上限※はありますが、ザクザクポイントが貯まりそうですね。
特典ポイントの付与上限
※ひと月あたりトータルでのボーナスポイント上限はランクによって決まります。
Sランク:500,000ポイント Aランク:100,000ポイント Bランク:10,000ポイント
※1商品あたりに発生するボーナスポイントは1,000ポイントが上限となります。出典:楽天ROOM キャンペーン詳細
使い方
ざっくりと使い方を紹介しておきます。
まず、以下からアプリをダウンロードします。
ダウンロードしたら起動して、楽天IDと連携します。
ニックネームについて、本名が嫌な場合はハンドルネームに変更可能です。
初期設定が完了したら、まずはボーナスポイントが発生するBランクにしましょう。
Bランクにするための条件は、
- プロフィールを登録する
- 検索機能でサーチする
- ユーザーをフォローする
- ユーザーの投稿に「いいね」する
- オリジナル写真の投稿をする
をすべて満たすことです。
プロフィールは自己紹介等を書けばOKです。
検索、フォロー、いいねは適当になんでも良いので処理しておきましょう。
オリジナル写真については、自分で紹介する商品について、自分で撮った写真を投稿の上、「#オリジナル写真」というタグをつければOKです。少しだけハードルが高いですが、一度やってしまえば簡単です。投稿方法は後述します。
Bランク以上の判定は毎月1回ですので、維持するために毎月これらの作業をする必要がありますが、写真投稿以外は大したことないですね。忘れなければ。
(Aランク以上は多く成果が必要になりますので、アフィリエイト活動に本腰を入れる必要があります。)
次に商品を紹介(コレ!)してみましょう。
アプリ下段真ん中の「+」をタップすると、以下の画面がでてきます。
ここで、楽天市場での購入履歴から商品を紹介する場合は「購入履歴」を、それ以外は「商品キーワードを検索」しましょう。
投稿時に、写真を投稿した場合は「#オリジナル写真」をつければOKです。
あとは、パートナーとお互いにフォローしあい、欲しい商品を掲示してもらえば完了です。
自分で欲しい商品を自分で紹介しておき、パートナーにリツイートのような形で「コレ!」して貰っても良いです(こっちの方が楽ですね)。
これで、ポイント購入の2倍と商品紹介報酬が得られます。
なお、紹介報酬は、「my ROOM」の画面右上にあるギアマークをタップして、「売上確認」にて確認できます。
成果発生翌日の15時頃に更新されることが多いようです。
得たポイントは課税されることに注意
さて、時に見落とされがちなポイントに対する確定申告についてです。
まず、雑所得になるか一時所得になるか、また、課税タイミングはポイント付与時点になるか、利用時点になるか、著者が調べた限りでは2つの見解があり、判断が難しいです。
このため、確定申告前に税務署に確認しておくのが良いでしょう。
色々な方の話を聞く限りでは、所轄の税務署によっても見解が違うようです。
以下、国税による見解を紹介しておきます。
【1つ目の見解】
一般的な商品購入時に取得するポイントについては、国税庁の解説によると通常の商取引による値引きと同じ扱いのため確定申告不要となるようです。
一方で、通常の商取引に該当しない場合については、以下のような記載があります。
(注)ポイント付与の抽選キャンペーンに当選するなどして臨時・偶発的に取得したポイントについては、通常の商取引における値引きと同様の行為が行われたものとは考えられませんので、そのポイントを使用した場合には、その使用したポイント相当額を使用した日の属する年分の一時所得の金額の計算上、総収入金額に算入します。
出典:国税庁「個人が企業発行ポイントを取得又は使用した場合の取扱い」
この見解では、楽天ROOMのポイント収入は一時所得と理解でき、多くの場合50万円の控除額を下回り、ポイント収入については申告不要になりそうです。
しかしながら、同様に国税庁には以下のような見解も存在しています。
【2つ目の見解】
ロ 雑所得となる場合
質問やアンケートへの回答等の役務提供の対価として付与されるポイントは対価性があるため雑所得となる。
ここで問題となるのは、上述のように所得区分の異なるはずのポイントが同一のポイント制度の中に混在することが今では珍しいことではないことである。異なる所得区分となるべきポイントが合算された後、所得として実現することになる使用時に、どのポイントが使われたかを決定してそれに応じて申告をするというのは困難な場合も多いであろうと思われる。
とはいえ、個人が獲得するポイントの大半は一時所得となるものであり、一時所得については一時所得の特別控除額があるため、ほとんどの納税者は申告する必要は生じず、他方、必ず申告が必要となる事業所得等となるポイントについては、記帳義務がある事業所得等を有する納税者においてポイントに関して記帳をすることが適当であり、記帳の際のルールを手引きや記帳指導等で示すことにより、実務上の困難の多くも解消されると思われる。
出典:国税庁「企業が提供するポイントプログラムの加入者(個人)に係る所得税の課税関係について」
この見解では、一言でいえば楽天ROOMのポイント収入は雑所得に該当するとしています。
そして所得として実現するのはポイント利用時のようです。
(一般的な購入時のポイントとの区別はどうしよっかね・・・で終わってますが)
雑所得の場合は、経費を差し引くことができる以外、控除はありませんので、差し引きで報酬が発生した場合は確定申告が必要となります。
(所得税については20万円以上ですが、住民税については金額に依らず申告が必要です)
まとめ
以上、楽天ROOMのメリット・デメリットとお得な使い方の紹介でした。
普段から楽天市場を使っている方であれば使わない手はないでしょう。
ただし、これは楽天ROOM以外でもいえることですが、確定申告についてはルール違反とならないよう、しっかり対応する必要があります。
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