子供が産まれたらタカラトミーの株を買うと良い、とよく耳にします。
それは、子育てに役立つ株主優待があるからと言われていますね。
今回は、タカラトミーの株が本当に“買い”かどうかを考えていきます。
タカラトミーとは
タカラトミーは、ご存知のとおり大手玩具メーカーです。
2006年3月に各々大手玩具メーカーだったタカラとトミーが合併して設立されました。
主力製品は、トミカ、プラレール、ポケモン関係、トーマス、リカちゃん人形等が有名ですね。
私が子供の頃といえば、玩具メーカーはバンダイ、タカラ、トミーあたりが鉄板でしたから、バンダイナムコやタカラトミーの合併は衝撃的でしたね。
さすがに、2006年は子供でもなければ子供に玩具を買い与える立場でもなかったので、スクウェアエニックス程の衝撃はありませんでしたが・・・。
タカラトミー株の魅力:株主優待
大手玩具メーカーが合併した強力な玩具会社であるタカラトミー。
その魅力はやはり有名な株主優待。
タカラトミーの株主優待は、限定トミカやリカちゃん人形といった子供が喜ぶアイテムの配布や、株主割引制度があります。
株主割引制度
タカラトミーの株主割引制度では、タカラトミーのオンラインストアの商品を安く(最大4割引き)購入することができるようになります。
割引率は株の保有期間により引上げされます。
保有期間と割引率は以下のとおり(一部適用されない商品もあります)。
1年以上3年未満:3割引き
3年以上:4割引き
つまり、3年保有していれば4割引きの恩恵が受けられるということですね。
特別企画セットの配布
タカラトミーの株主優待では、割引のほかに限定グッズが貰えます。
これは持株数により豪華になります。
具体的には、以下のとおり。
なかなかプレミアがつきそうな特典ですね!
子供にあげるのは勿体ない・・・?
タカラトミー株は儲かる?
魅力的な株主待遇があるタカラトミーですが、株主になるとどの程度のリターンが得られるのでしょうか?
簡単に見積もってみましょう。
※ 今回はタカラトミー株そのものの値動きは考慮しないこととします。
株価と配当
2019/1/26現在の株価は1,135円です。
単元株数は100株ですので、初期投資として最低11万3500円必要となります。
配当については、2019/1/26現在1.23%です。
したがい、1年間タカラトミー株を保有すれば、1400円程度の配当が得られます。
株主優待の利率
株主優待を利率化してみましょう。
持株数により限定品の配布数等が変わりますが、現実的な単元株数の場合で考えましょう。
トミカは定価1台486円であり、9月と3月に2台ずつ貰えますので、合計1,944円となります。
また、タカラトミーモールでの最大4割引きですが、以下の理由から「オマケ」として考えることとしました。
トータルリターン
以上のことから、タカラトミー株を1年間保有すると、約3400円相当の配当が得られます。
配当率にすると約3%となります。
ただし、トミカは限定品であり、今後プレミアがつくことを考えると3%以上の価値があるかもしれませんね。
タカラトミー株は買い?
株主限定アイテムに魅力を感じるなら買い
安定企業で配当は実質3%と、投資先としての魅力は十分ではありますが、配当利益等を追求するならばベストな選択肢ではありません。
タカラトミーへの投資は、限定アイテムに魅力を感じる方なら良い選択肢といえます。
子供を見据えた投資としては、タカラトミーモールの株主割引が「良い」と思えば買いですね。
Amazonも安いとはいえ品揃えでは勝りますし、子供の性格によっては十分に主力兵器になり得ます。
もしかすると、こんなにタカラトミー製品を買うことになるなら、あのとき株を買っておけば良かった!と後悔する日が来るかもしれませんし、逆かもしれません。
迷ったら、年利3%の投資と考えて購入しておくのが良いでしょう。
株を買うタイミング
タカラトミー株は配当が発生する3月、9月に向けて値上がり傾向が予想されます。
そのため、安く買うなら4月や10月以降の安値時、至近の配当が欲しければ「今」買うと良いでしょう。
一般的に、暴落や急騰を正確に予測することはできませんから、配当目当ての株式購入は「欲しいと思ったときが買い時」です。
また、株主割引をフル活用するには3年間の保有が必要ですので、子供をこれから、と考えている方も早めに入手した方が良いですね。
子供がタカラトミー製品に手を付け始めるのは1~2歳頃のようですので。
まとめ
以上、タカラトミー株の魅力についてでした。
玩具市場が低迷することもなかなかないでしょうし、興味があれば購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
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